rp 要素

4.5.25 rp 要素

カテゴリー:
なし
この要素を使うことができるコンテキスト:
ruby 要素の子として。ただし、rt または rtc 要素の直前または直後のどちらかにいれなければいけません。しかし rt 要素の間に入れることはできません。
コンテントモデル:
フレージング・コンテント
コンテント属性:
グローバル属性
text/html におけるタグの省略:

rp 要素終了タグは、rp 要素の直後に rb, rt, rtc, rp 要素が続く、または、親要素に他のコンテンツがひとつもないなら、省略することができます。

指定可能な ARIA role 属性 の値:
あらゆるロールの値
指定可能な ARIA ステートとプロパティ属性:
グローバル aria-* 属性
許可ロールに該当する aria-* 属性
DOM インタフェース:
HTMLElement を使う。

rp 要素は、ルビ注記をサポートしていないユーザーエージェントによって表示されるフォールバックテキストを提供するために使います。広く使われている慣例の一つに、ルビ注記のルビテキストコンポーネントの前後に括弧を加えることが挙げられます。

rp 要素のコンテンツは、一般的に、ルビ注記をサポートしているユーザーエージェントでは表示されません。

ruby 要素の子となる rp 要素は、何も表しません。親要素が ruby 要素でない rp 要素は、その子を表します。

前に紹介した例は、テキスト 漢字 のそれぞれの表意文字にその読みが注記されていますが、rp 要素を使って拡張することで、古いユーザーエージェントでは、その読みが括弧に収められます(この例にはホワイトスペースが入れられていますが、これは読みやすくするためですので注意してください):

...
<ruby>
  漢
  <rb>字</rb>
  <rp> (</rp>
  <rt>かん</rt>
  <rt>じ</rt>
  <rp>) </rp>
</ruby>
...
  

準拠ユーザーエージェントでは、レンダリングは前述のとおりとなりますが、ルビをサポートしていないブラウザーでは、次のようなレンダリングになります:

... 漢字 (かんじ) ...

ひとつのセグメントに対して複数の注記がある場合、rp 要素は、その注記の間に置くこともできます。次の例は、前述の架空の例を引き合いにしていますが、ここでは両側注記を使って、英語とフランス語の名前とともに、いくつかのシンボルを表示しています。しかし、今度は rp 要素も使っています:

<ruby>
  ♥<rp>: </rp><rt>Heart</rt><rp>, </rp><rtc><rt lang=fr>Cœur</rt></rtc><rp>.</rp>
  ☘<rp>: </rp><rt>Shamrock</rt><rp>, </rp><rtc><rt lang=fr>Trèfle</rt></rtc><rp>.</rp>
  ✶<rp>: </rp><rt>Star</rt><rp>, </rp><rtc><rt lang=fr>Étoile</rt></rtc><rp>.</rp>
</ruby>
  

これによって、ルビをサポートしていないユーザーエージェントでは、次のようにレンダリングされます:

♥: Heart, Cœur.
☘: Shamrock, Trèfle.
✶: Star, Étoile.
  

※ 原文:http://www.w3.org/TR/2014/REC-html5-20141028/text-level-semantics.html#the-rp-element