q 要素

4.5.7 q 要素

カテゴリー:
フロー・コンテント
フレージング・コンテント
パルパブル・コンテント
この要素を使うことができるコンテキスト:
フレージング・コンテントが期待される場所
コンテントモデル:
フレージング・コンテント
コンテント属性:
グローバル属性
cite - 引用元へのリンク、または、編集に関する付加情報
text/html におけるタグの省略:
どちらのタグも省略できません。
指定可能な ARIA role 属性 の値:
あらゆるロールの値
指定可能な ARIA ステートとプロパティ属性:
グローバル aria-* 属性
許可ロールに該当する aria-* 属性
DOM インタフェース:
HTMLQuoteElement.を使う。

q 要素は、他のソースから引用されたフレージング・コンテント表します。

この要素を囲む引用符(クォーテーションマークなど)を、q 要素の直前や直後や内部に入れてはいけません。このような引用符はユーザーエージェントのレンダリングにて挿入されます。

q 要素の中のコンテンツは、他のソースから引用されたものでなければいけません。その引用元のアドレスがもしあれば、cite 属性の中で取り上げることができます。ソースは架空のものでも構いません。小説や脚本の登場人物を引用するときなどです。

cite 属性が存在する場合、それは潜在的にスペースで囲まれた妥当な URL でなければいけません。対応する引用リンクを取得するために、この属性の値は、その要素に対して解決されなければいけません。ユーザーエージェントは、そのような引用元のリンクをユーザーがたどれるようにすることができますが、これは、読者用ではなく、主に私的利用(たとえば、サーバーサイドのスクリプトがサイトの引用の利用について統計情報を集める)を目的としたものです。

q 要素を、引用を表さない引用符の代わりとして使ってはいけません。例えば、皮肉を込めた発言をマークアップするために q 要素を使うのは適切ではありません。

引用をマークアップするために、必ずしも q 要素を使わなければいけないわけではありません。q 要素を使わずに、明示的に引用符を使っても良いのです。

これは q 要素の簡単な利用例です:

<p>男は <q>不可能だと言われていることは、単に時間がかかるということに
過ぎない</q> と言った。私は彼に同意できなかった。</p>

これは、q 要素の中に明示的な参照リンクと、q 要素の外に明示的な参照の両方がある例です:

<p>W3C のページ <cite>W3C について</cite> には、W3C の
使命は <q cite="http://www.w3.org/Consortium/">ウェブの
長期成長を確固たるものにする手順と指針を開発して、ワールドワイドウェブの
可能性を最大限に導き出すこと</q> と書かれている。私は
この使命に賛成できない。</p>

次の例では、引用それ自身が引用を含んでいます:

<p>彼は <cite>Example One</cite> で <q>男は
<q>不可能だと言われていることは、単に時間がかかるということに過ぎない</q> と言った。私は
彼に同意できなかった</q> と書いている。うーん、私はさらにいっそう同意できない!</p>

次の例では、引用符が q 要素の代わりに使われています:

<p>彼の最高の主張は ❝私は反対だ❞ だったが、そんなの
バカバカしいと思った。</p>

次の例では、引用箇所がありません。引用符が単語を指定するために使われています。この場合、q 要素を使うのは適切ではないでしょう。

<p>"ineffable" という単語は、選挙運動の失策からもたらされた災難を
表現するのに使われることがあります。</p>

※ 原文:http://www.w3.org/TR/2014/REC-html5-20141028/text-level-semantics.html#the-q-element