img 要素
4.8.2 img 要素
Status: Last call for comments. ISSUE-66 (image-analysis) and ISSUE-30 (longdesc) block progress to Last Call
- カテゴリー
- フロー・コンテンツ
- フレージング・コンテンツ
- エンベッディッド・コンテンツ
- この要素が
usemap属性を持つなら:インタラクティブ・コンテンツ - この要素を使うことができるコンテキスト:
- エンベッディッド・コンテンツが期待される場所
- コンテンツモデル:
- Empty.
- コンテンツ属性:
- グローバル属性
altsrcusemapismapwidthheight- DOMインタフェース:
-
[NamedConstructor=Image(), NamedConstructor=Image(in unsigned long width), NamedConstructor=Image(in unsigned long width, in unsigned long height)] interface HTMLImageElement : HTMLElement { attribute DOMString alt; attribute DOMString src; attribute DOMString useMap; attribute boolean isMap; attribute unsigned long width; attribute unsigned long height; readonly attribute boolean complete; };
img 要素は、イメージを表します。
src 属性で指定されたイメージは、エンベッディッドコンテンツです。そして、alt 属性の値は、その img 要素のフォールバック・コンテンツです。
src 属性は必須です。そして、それは、非インタラクティブなイメージリソースを参照する妥当な URL でなければいけません。そのイメージリソースはアニメーションでも構いません。しかし、それは、ページであってもスクリプトであってもいけません。その要素のベース URI は、ドキュメントのアドレスと同じです。src 属性の値は、空の文字列であってはいけません。
イメージは、ゆえに、静的なビットマップ(例:PNG, GIF, JPEG)や、単一ページ・ベクター・ドキュメント(単一ページのPDF, SVG ルート要素を持った XML ファイル)や、アニメーション・ビットマップ(APNG, アニメーションGIF)や、アニメーション・ベクターグラフィック(宣言型 SMIL アニメーションを使った SVG ルート要素を持った XML ファイル)などが考えられます。しかし、スクリプトを伴った SVG ファイルや、マルチページの PDF ファイルや、インタラクティブ MNG ファイルや、HTML ドキュメントや、プレーンテキストドキュメントなどは除外されます。
img は、レイアウトツールとして使ってはいけません。特に、img 要素は、透明なイメージを表示するために使われるべきではありません。それは、意味を伝えることはありませんし、ドキュメントに何か役に立つものを加えるわけでもないからです。
ユーザーエージェントがイメージをサポートすることができない、または、イメージのサポートが無効にされている、または、ユーザーエージェントがオンデマンドで要素をフェッチするだけ、または、その要素の src 属性が ignored self-reference である値を持つなら、src 属性を伴う img 要素が生成されるとき、そして、その src 属性がその後にセットされるときは常に、ユーザーエージェントは、その属性の値を、その要素に対して解決しなければいけません。そして、それが成功したら、そのリソースをフェッチしなければいけません。
src 属性の値は、その値が空文字列なら、ignored self-reference となります。その要素のベース URI は、ドキュメントのアドレスと同じです。
イメージのリソースがフェッチされ、ネットワーキング・タスクリソースによってキューイングされるタスクが実行されるまで、その要素のドキュメントの load イベントが遅延されなければいけません。
これは、不幸にも、ユーザーのローカルネットワークの原始的なポートスキャンを実行するために使うことができてしまいます(特に、スクリプティングとの連動です。ただ、実際には、そのようなアタックを実行するためにスクリプティングは必要ないのですが)。ユーザーエージェントは、cross-origin アクセス制御ポリシを実装して、このアタックを軽減することができます。
もしイメージのタイプがサポートされたイメージタイプで、そのイメージがそのタイプの妥当なイメージであれば、そのイメージのことを、有効 であると言います(これは、後述の通り、その要素が何を表すかに正確に影響します)。その画像が完全にダウンロードされていなくても、ユーザーエージェントがイメージのインクリメンタル・レンダリングをサポートするなら、これは true となることができます。そのような場合、イメージがフェッチされている間、ネットワーキング・タスクリソースによってキューイングされる各タスクは、そのイメージのプレゼンテーションを適切にアップデートしなければいけません。
もしイメージがフェッチされなかったら(例えば、ユーザーエージェントのイメージサポートが無効になっているから、または、src 属性の値が ignored self-reference であるから)、または、前述の条件に一致しないなら、そのイメージは有効ではありません。
イメージはひとつのビューだけで有効となるかもしれません。例えば、Document はスクリーンメディアを使うウェブブラウザーの出力の音声合成ビューを提供するスクリーンリーダーによってレンダリングできるでしょう。この場合、そのイメージはそのスクリーンビューで有効となるでしょう。しかし、スクリーンリーダーのビューでは有効にはなりません。
イメージのフェッチが成功するかしないか(例えば、レスポンスコードが 2xx またはそれと同等だったかどうか)は、そのイメージのタイプとそれが妥当なイメージかどうかを決定するとき、無視されなければいけません。
これによって、サーバーはエラー応答と一緒にイメージを返すことができ、それらを表示させることができます。
ユーザーエージェントは、イメージのタイプを決定するために、そのイメージに関連づけられた Content-Type ヘッダを使って、イメージ・スニフィング規則を適用するべきです。このヘッダは、公式タイプを指定するものです。もしこれらのルールが適用されないのであれば、そのイメージのタイプは、そのイメージに関連づけられた Content-Type ヘッダによって指定されたタイプとしなければいけません。
ユーザーエージェントは、img 要素を使った非イメージのリソースをサポートしてはいけません(例えば、ルート要素が HTML 要素となる XML ファイル)。ユーザーエージェントは、イメージリソースに組み込まれた実行可能なコード(例えばスクリプト)を実行してはいけません。ユーザーエージェントは、マルチプルリソース(例えば、PDF ファイル)の最初のページだけを表示しなければいけません。ユーザーエージェントは、そのリソースがインタラクティブに動作しないようにしなければいけません。しかし、そのリソースにアニメーションがあれば、それに応えるべきです。
この仕様は、どのイメージタイプがサポートされるべきかについては、規定しません。
ネットワーキング・タスクリソースによってキューイングされたタスクは、フェッチが完了してしまったら、次から適切なものを実行しなければいけません:
- ダウンロードが成功し、そのイメージが有効なら
- その
img要素で、loadと呼ばれるシンプルなイベントを発出するタスクをキューイングする(これは、completeが true を返すようになってから、発生します。)。 - そうでなければ(フェッチ処理がリモート・サーバからの応答を待たずして失敗した、または、完了したけれども、そのイメージがサポートされたイメージではない)
- その
img要素で、errorと呼ばれるシンプルなイベントを発出するタスクをキューイングする。
これらのタスクソースは、DOM マニュピュレーション・タスクソースです。
img 要素が何を表すかは、src と alt 属性に依存します。
src属性がセットされ、alt属性が空文字列にセットされた場合-
そのイメージは、以降のコンテンツの対して、装飾的もしくは補足的なものとなり、ドキュメントにある別の情報と重複したものとなります。
そのイメージが有効で、ユーザーエージェントがその画像を表示するように設定されているなら、その要素は、
src属性で指定されたイメージを表します。そうでなければ、その要素は何も表しません。そして、レンダリングの際に、完全に省略することができます。ユーザーエージェントは、ユーザーに、そのイメージは存在するけれどもレンダリングしなかったことを通知することができます。
src属性がセットされ、alt属性が空文字列ではない値にセットされた場合-
そのイメージは、そのコンテンツの重要な部分となります。
alt属性が、そのイメージに相当する、もしくは置き換えとなるテキストを提供します。そのイメージが有効で、ユーザーエージェントがそのイメージを表示するよう設定されているなら、その要素は、
src属性に指定されたイメージを表します。そうでなければ、その要素は、
alt属性によって与えられるテキストを表すことになります。ユーザーエージェントは、ユーザーに、そのイメージは存在するけれどもレンダリングしなかったことを通知することができます。 src属性がセットされ、altがセットされなかった場合-
そのイメージはコンテンツの重要な部分となります。そして、そのイメージに相当するテキストはありません。
準拠ドキュメントでは、
alt属性の不在は、そのイメージがコンテンツの重要な部分であるけれども、そのイメージが生成されなかったとき、そのイメージの代替えテキストは利用可能ではないことを示します。そのイメージが有効有効なら、その要素は、
src属性で指定されたイメージを表します。そのイメージが有効ではない、もしくは、ユーザーエージェントがそのイメージを表示するよう設定されていないなら、ユーザーエージェントとは、そのイメージは存在するけれどもレンダリングしなかったことを表すような何かしらのインジケータを表示するべきです。そして、ユーザーからのリクエストがあれば、または、そう設定されているなら、または、ナビゲーションへの応答でコンテキストの情報を提供するよう要求されたとき、そのイメージに対するキャプション情報を提供するべきです。それは次のようにもたらされます:
-
そのイメージが、値が空文字列ではない
title属性を持つなら、その属性の値がキャプション情報となります。これらの手順を中止します。 -
そのイメージが、
legend要素を子に持つfigure要素の子なら、その最初のlegend要素のコンテンツが、キャプション情報となります。これらの手順を中止します。 -
ドキュメントのアウトラインを生成するアルゴリズムを実行します。
-
img要素が、アウトラインの見出しと結びづけられないという結果に至ったなら、または、alt属性がなく、該当のimg要素と同じアウトラインの見出しと結びづけられたイメージが他にあるなら、キャプション情報はないということになります。これらの手順を中止します。 -
キャプション情報は、そのイメージがアウトラインによって結びづけられる見出しとなります。
-
src属性がセットされず、そして、alt属性が空文字にセットされた、もしくは、alt属性がまったくセットされなかったか、のいずれかの場合-
この要素は何も表しません。
- そうでなければ
alt 属性は、アドバイス情報を表すものではありません。ユーザーエージェントは、title 属性のコンテンツと同じように、alt 属性のコンテンツを表示してはいけません。
ユーザーエージェントは、常に、イメージを表示する、または、イメージを表示しない、の選択肢をユーザーに提供することができます。ユーザーエージェントは、例えば、ビジュアル無効化によって、または、グラフィック能力を持たないテキストターミナルを使っているといった理由で、ユーザーがイメージの直接利用ができないとき、ユーザーがそのイメージを理解するのに役立つような、イメージ解析の経験則を適用することもできます。
img 要素のコンテンツは、もしあれば、それは、レンダリングの目的のため、無視されることになります。
usemap 属性が存在すれば、それは、そのイメージが関連のイメージマップを持っていることを表します。
ismap 属性は、href 属性を持つ a 要素の子孫となる要素で使れるとき、その存在によって、その要素がサーバーサイドのイメージマップへのアクセスを提供することを意味します。これは、対応する a 要素上でイベントがどのように扱われるのかについて、影響を及ぼしません。
ismap 属性は論理属性です。この属性は、href 属性を持つ a 要素を祖先に持たない要素上で指定されてはいけません。
DOM 属性 alt, src, useMap, isMap は、それぞれ、同じ名前の対応するコンテンツ属性を反映しなければいけません。
- image .
width[ = value ] - image .
height[ = value ] -
これらの属性は、イメージがレンダリングされた実際に寸法を返します。もし寸法が不明なら、0 を返します。
これらをセットすることで、対応するコンテンツ属性を変更することができます。
- image .
complete -
イメージがダウンロードされ、デコードされ、妥当と判明したら、true を返します。そうでなければ、false を返します。
- image = new
Image( [ width [, height ] ] ) -
img要素を新規に生成します。そのwidthとheight属性は、適用可能であれば、対応の引数に渡された値にセットされます。
DOM 属性 width と height は、そのイメージがレンダリングされており、それがビジュアルメディアにレンダリングされているなら、レンダリングされたイメージの幅と高さを、CSSピクセルで返さなければいけません。そうではなく、そのイメージは有効だけれども、ビジュアルメディアにレンダリングされていないなら、そのイメージの本来の幅と高さをCSSピクセルで返さなければいけません。そうではなく、そのイメージが有効ではなく、その寸法が不明なら、0 を返さなければいけません。 [CSS]
セット時においては、これらの DOM 属性は、あたかも同じ名前の対応するコンテンツ属性を反映するかのように動作しなければいけません。
DOM 属性 complete は、ユーザーエージェントが src 属性で指定されたイメージをフェッチし、それがサポートされたイメージタイプなら、たとえ、イメージリソースのフェッチに対するネットワーキング・タスクリソースによってキューイングされた最終のタスクがまだ処理中だとしても、true を返さなければいけません。そうでなければ、この属性は false を返さなければいけません。
ゆえに、complete の値は、スクリプトが実行中でも変化することがあり得ます。
3つのコンストラクタが、HTMLImageElement オブジェクトの生成に対して提供されます(さらに、createElement()といった DOM Core の factory メソッド):Image(), Image(width), Image(width, height)。コンストラクタとして呼び出されたとき、これらは、HTMLImageElement オブジェクト(新規の img オブジェクト)を返さなければいけません。width 引数が存在すれば、その新しいオブジェクトの width コンテンツ属性に width がセットされなければいけません。height 引数が存在すれば、その新しいオブジェクトの height コンテンツ属性に height がセットされなければいけません。
ひとつのイメージに、そのコンテキストに依存する別の適切な代替テキストを入れることができます。
次の各ケースでは、同じイメージが使われています。しかし、alt テキストは毎度異なります。このイメージは、スイスのジュネーブ州の紋章です。
ここでは、補足的なアイコンとして使われています:
<p>私は <img src="carouge.svg" alt=""> カルージュに住んでいました。</p>
ここでは、その街を表すアイコンとして使われています:
<p>出身地: <img src="carouge.svg" alt="カルージュ"></p>
ここでは、その街に関するテキストの一部として使われています:
<p>カルージュには紋章があります。</p> <p><img src="carouge.svg" alt="紋章には、木の前で座っているライオンが描かれています。"></p> <p>これは、街中で飾り付けとして使われます。</p>
ここでは、イメージが、イメージの代替テキストの代わりに、そのイメージの説明が入った類似のテキストを裏付ける手段として使われています:
<p>カルージュには紋章があります。</p> <p><img src="carouge.svg" alt=""></p> <p>紋章には、木の前で座っているライオンが描かれています。 これは、街中で飾り付けとして使われています。</p>
ここでは、ストーリーの一部として使われています:
<p>彼はフォルダーを拾い上げ、紙切れを放り込んだ。</p> <p><img src="carouge.svg" alt="その紙には、盾のような形をした赤色の背景に、緑色の木、そして、舌を垂らした黄色のライオンが描かれています。そのライオンの尾はS字になっています。"></p> <p>彼はそのフォルダーを見つめた。S だ!ずっと探してきた答え、それは、ただ単に S という文字だったのだ。どうして彼は今まで気づかなかったのだろう。今、すべてがひとつになった。ヘクターがライオンの尾へとたどりついた電話のコール、マルコが舌を出したその時 ...</p>
ここでは、公開時点では、それは、何らかの紋章だということ以外、どんなイメージなのか分かりません。ゆえに、代わりに、title 属性で、そのイメージの簡単なキャプションだけが提示されています:
<p>ユーザーがアップロードした最新の紋章はこれです:</p> <p><img src="last-uploaded-coat-of-arms.cgi" title="ユーザーがアップロードした紋章"></p>
理想を言えば、ウェブ制作者は、このケースにおいてでも、本当の代替テキストを提示する方法を見いだすでしょう。例えば、前のユーザーに尋ねるとか。代替テキストを提示しないと、イメージを見ることができない人々にとっては、このドキュメントがいっそう使いづらくなります。例えば、目が不自由なユーザーや、接続帯域が非常に細かったり、バイト単位の従量課金制で料金を支払っていたり、テキスト限定のウェブブラウザーの利用を強制されているユーザーです。
ここでは、異なるコンテキストで同じ絵が使われる例をもう少しご覧いただきます。それぞれ、異なっているものの、適切な代替テキストを使っています。
<article> <h1>私の猫ちゃんたち</h1> <h2>フルフィー</h2> <p>フルフィーは私の一番のお気に入りです。</p> <img src="fluffy.jpg" alt="彼女は毛糸の玉で遊ぶのが好きです。"> <p>彼女は、ホントにかわいいの。</p> <h2>マイルズ</h2> <p>私のもう一匹の猫です。マイルズは食っちゃ寝そのものなんです。</p> </article>
<article> <h1>写真撮影</h1> <h2>室内で動いている被写体を写す</h2> <p>ここでのコツは、その被写体の移動速度と移動距離をどうやって予想するかを知っておくことです。</p> <img src="fluffy.jpg" alt="飛び去る猫や、毛糸の玉と戯れる猫は、このテクニックを使えば、かなり上手に撮影できます。"> <h2>夜間の自然</h2> <p>これを達成するには、最高に感度の良いフィルムか、強力なフラッシュライトが必要となるでしょう。</p> </article>
<article> <h1>私について</h1> <h2>私のペットたち</h2> <p>私はフルフィーという名前の猫と、マイルズという名前の犬を飼っています。</p> <img src="fluffy.jpg" alt="私の猫、フルフィーは、忙しいったらありゃしない。"> <p>私の犬、マイルズと私は、一緒に長い散歩に出かけるのが好きです。</p> <h2>音楽</h2> <p>私たちの散歩の後で、私は心を空にしてバッハを聴くのが好きです。</p> </article>
<article> <h1>フルフィーと毛糸</h1> <p>フルフィーは、毛糸と遊ぶのが好きな猫です。彼はジャンプするのも好きです。</p> <aside><img src="fluffy.jpg" alt="" title="フルフィー"></aside> <p>彼は朝に遊び、晩にも遊びます。</p> </article>
4.8.2.1 イメージの代替として作用するテキストを提供するための要件
Status: Controversial Working Draft. ISSUE-31 (missing-alt) blocks progress to Last Call
alt 属性の要件は、次の節で説明するとおり、そのイメージが何を表すものなのかに依存します。
4.8.2.1.1 イメージだけを含むリンクやボタン
ハイパーリンクとなる a 要素や button 要素が、一つ以上のイメージを含み、テキストコンテンツを持たないとき、その alt 属性には、リンクやボタンの目的を一緒に伝えるテキストを含めなければいけません。
この例では、ユーザーが3つのリストから好きな色を選択するよう求められています。それぞれの色はイメージによって与えられていますが、ユーザーエージェントにイメージを表示しないように設定しているユーザーに対しては、代わりに、色の名前を使います:
<h1>あなたの色を選択してください</h1> <ul> <li><a href="green.html"><img src="green.jpeg" alt="緑"></a></li> <li><a href="blue.html"><img src="blue.jpeg" alt="青"></a></li> <li><a href="red.html"><img src="red.jpeg" alt="赤"></a></li> </ul>
この例では、それぞれのボタンに、ユーザーが希望するカラー出力の種類を示すイメージのセットがあります。それぞれのケースでは、最初のイメージに代替テキストを与えています。
<button name="rgb"><img src="red" alt="RGB"><img src="green" alt=""><img src="blue" alt=""></button> <button name="cmyk"><img src="cyan" alt="CMYK"><img src="magenta" alt=""><img src="yellow" alt=""><img src="black" alt=""></button>
それぞれのイメージがテキストの一部を表しているため、このように書くこともできます:
<button name="rgb"><img src="red" alt="R"><img src="green" alt="G"><img src="blue" alt="B"></button> <button name="cmyk"><img src="cyan" alt="C"><img src="magenta" alt="M"><img src="yellow" alt="Y"><img src="black" alt="K"></button>
しかし、別の代替テキストを使うと、うまくいかないかもしれません。それぞれのケースにおいて、すべての代替テキストをまとめて 1 つのイメージに入れれば、意味が通るでしょう:
<button name="rgb"><img src="red" alt="sRGB profile"><img src="green" alt=""><img src="blue" alt=""></button> <button name="cmyk"><img src="cyan" alt="CMYK profile"><img src="magenta" alt=""><img src="yellow" alt=""><img src="black" alt=""></button>
4.8.2.1.2 グラフィック表現を伴ったフレーズや段落:チャート、図表、グラフ、地図、挿絵
時には、グラフィカルな形式を使えば、もっとはっきりと伝えられることがあります。例えば、フローチャート、図表、グラフ、方向を示す簡単な地図です。このようなケースでは、img 要素を使ってイメージを与えることができます。しかし、それでも、内容は劣りますが、テキスト版も与えて、イメージを見ることができないユーザー(例えば、接続が非常に遅い、テキスト限定ブラウザーを使っている、ハンドフリー車用音声ウェブブラウザーで読み上げられているページを聞いている、単に目が不自由、といった理由)にも、そのメッセージが伝わるようにしなければいけません。
そのテキストは、alt 属性で与え、src 属性で指定されたイメージと同じメッセージが伝わるようにしなければいけません。
代替テキストがイメージの置き換えとなり得ることが重要なのです。イメージの説明ではないのです。
次の例は、イメージ形式のフローチャートです。テキストを alt 属性に入れ、散文形式でそのフローチャートを言い換えています:
<p>Tokenizer で扱うデータはネットワークから来るものがほとんどですが、スクリプトから来ることもあり得ます。</p> <p><img src="images/parsing-model-overview.png" alt="Network はデータを Tokenizer 段階へ引き渡し、そのデータは Tree Construction 段階へ引き渡されます。ここから、データは、DOM と Script Execution の両方へ行きます。そして、document.write() を使って、Tokenizer へデータを引き渡します。"></p>
このもう一つの例は、説明文にイメージを含めることの問題に対する良い解決策と悪い解決策を示しています。
まず、良い解決策から。このサンプルは、もし、イメージがまったく無かったとしたら、あなたはどんな代替テキストを散文に入れるべきかを示しています。
<!-- これは正しいやり方です。 --> <p> あなたは、家の西にある何もない野原に立っています。 <img src="house.jpeg" alt="家は白色で、板張りの玄関ドアがあります。"> ここに小さな郵便受けがあります。 </p>
次に、悪い解決策です。この間違ったやり方では、代替テキストが、イメージのテキストの置き換えにはならず、単にイメージの説明に過ぎません。これは、イメージが表示されないときに、そのテキストが最初の例と同じように、なめらかに流れないがゆえに、悪いのです。
<!-- これは間違ったやり方です。 --> <p> あなたは、家の西にある何もない野原に立っています。 <img src="house.jpeg" alt="板張りの玄関ドアがある白色の家"> ここに小さな郵便受けがあります。 </p>
"板張りの玄関ドアがある白い家の写真" のようなテキストも、同様に、悪い代替テキストとなるでしょう(これは、title 属性や、このイメージを伴った figure の legend 要素の中であれば、適切といえるでしょう)。
4.8.2.1.3 代替のグラフィック表現を伴った短いフレーズやラベル:アイコン、ロゴ
ドキュメントにはアイコン形式で情報を入れることができます。アイコンは、ビジュアルブラウザーのユーザーが、ひと目で機能を認識できるのに役立つよう考えられたものです。
いくつかのケースでは、アイコンは、同じ意味を伝えるテキストラベルに対して補足的なものです。これらのケースでは、alt 属性は必須ですが、空でなければいけません。
ここでは、アイコンが同じ意味を伝えるテキストの隣にあります。そのため、その alt 属性は空となります:
<nav> <p><a href="/help/"><img src="/icons/help.png" alt="">ヘルプ</a></p> <p><a href="/configure/"><img src="/icons/configuration.png" alt=""> 設定ツール</a></p> </nav>
別のケースでは、そのアイコンが何を意味するかを説明するテキストが、アイコンの隣にない場合もあります。そのアイコンは見ればすぐに分かるはずです。このようなケースでは、同等のテキストラベルが、alt 属性で与えられなければいけません。
ここでは、ニュースサイトでの投稿が、そのトピックを表すアイコンでラベル付けされています。
<body> <article> <header> <h1>『レミーのおいしいレストラン』 <i>Best Movie of the Year</i> アワード受賞</h1> <p><img src="movies.png" alt="映画"></p> </header> <p>ピクサーがまたもや <i>Best Movie of the Year</i> アワードを受賞しました。 この12年間で8回目の受賞となりました。</p> </article> <article> <header> <h1>最新の TWiT エピソードをオンラインで</h1> <p><img src="podcasts.png" alt="ポドキャスト"></p> </header> <p>最新の TWiT エピソードが投稿されました。ここでは、iPhone についてもっと学べるだけでなく、テック・ニュース・ストーリーも聞くことができます。今週は、パネリストが、彼らの iPhpne のアップルのロゴがどれくらいピカピカ光っているのかを比べます。</p> </article> </body>
多くのページでは、ロゴ、記号、フラグ、エンブレムを含んでおり、会社、組織、プロジェクト、バンド、ソフトウェアパッケージ、国、といった特定の実体を表します。
例えば、ページヘッダとして、ロゴが実体を表すために使われているなら、alt 属性は、そのロゴによって表されている実体の名前を含んでいなければいけません。alt 属性は、単語 "ロゴ" といったテキストを含んではいけません。そのロゴが伝えていることは、それがロゴだということではなく、その実体そのものだからです。
ロゴが表す実体の名前が、ロゴの隣で使われているなら、そのロゴは補足的なものです。その alt 属性は空でなければいけません。
ロゴがただ単に装飾的な材料として使われているだけなら(ブランディングとして、または、例えば、そのロゴが属する実体に言及する記事でのサイドイメージとして)、純粋に装飾的なイメージに関する下記のエントリが当てはまります。ロゴが実際に話題の対象となっているのなら、それは、代替のグラフィック表現(ロゴ自身のこと)を伴ったフレーズや段落(ロゴの説明)として使われており、前述の最初のエントリが当てはまります。
以降に、前述の4つのケースすべてがあります。まず最初は、会社を表すために使われるロゴを見ましょう:
<h1><img src="XYZ.gif" alt="The XYZ company"></h1>
次に、会社名の右隣にロゴを使う段落を見てみましょう。代替テキストはまったくありません:
<article> <h2>News</h2> <p>We have recently been looking at buying the <img src="alpha.gif" alt=""> ΑΒΓ company, a small Greek company specializing in our type of product.</p>
この3つ目では、買収を話題にしている大きな記事の一部として、ロゴが脇で使われています:
<aside><p><img src="alpha-large.gif" alt=""></p></aside> <p>The ΑΒΓ company has had a good quarter, and our pie chart studies of their accounts suggest a much bigger blue slice than its green and orange slices, which is always a good sign.</p> </article>
最後に、ロゴについて論じている意見の一部です。ゆえに、そのロゴは、代替テキストに詳細が説明されています:
<p>Consider for a moment their logo:</p> <p><img src="/images/logo" alt="It consists of a green circle with a green question mark centered inside it."></p> <p>How unoriginal can you get? I mean, oooooh, a question mark, how <em>revolutionary</em>, how utterly <em>ground-breaking</em>, I'm sure everyone will rush to adopt those specifications now! They could at least have tried for some sort of, I don't know, sequence of rounded squares with varying shades of green and bold white outlines, at least that would look good on the cover of a blue book.</p>
この例は、代替テキストがどのように書かれるべきかを見せてくれます。そのイメージが有効ではなかったら、そのテキストが代わりに使われ、まるでそのイメージがその場所にもともと無かったかのように、前後のテキストとシームレスにつながるようにするのです。
4.8.2.1.4 印刷効果グラフィックにレンダリングされたテキスト
ときどき、テキストだけから構成されたイメージがあります。そのイメージの目的は、テキストのレンダリングに使われる実際の印刷効果を強調ことではなく、テキストそのものを伝えることです。
このようなケースでは、alt 属性は必須ですが、イメージそのものに書かれたものと同じテキストで構成されなければいけません。
"Earth Day" というテキストを含んでいるグラフィックを考えてみましょう。すべての文字が花や植物で装飾されています。もし、このテキストが、グラフィック対応のユーザーに対してページにメリハリを付けるために、ただ単にヘッダーとして使われているだけだとしたら、正しい代替テキストは、同じテキスト "Earth Day" となります。その装飾について何も言う必要はありません:
<h1><img src="earthdayheading.png" alt="Earth Day"></h1>
4.8.2.1.5 前後のテキストのグラフィック表現
多くのケースでは、イメージは実際には補足的なものに過ぎず、その存在は、ただ単に前後のテキストを補強するに過ぎません。このようなケースでは、alt 属性は必須ですが、その値は空文字列でなければいけません。
イメージを削除したとしても、そのページが不便になることがなく、そのイメージが含まれていることで、ビジュアルブラウザーを使うユーザーが概念をもっと簡単に理解できるようになるのであれば、一般的には、そのイメージは、このカテゴリーに属します。
前述のグラフィック形式で段落を表すフローチャートです。
<p>Network はデータを Tokenizer 段階へ引き渡し、そのデータは Tree Construction 段階へ引き渡されます。ここから、データは、DOM と Script Execution の両方へ行きます。そして、document.write() を使って、Tokenizer へデータを引き渡します。</p> <p><img src="images/parsing-model-overview.png" alt=""></p>
このケースでは、キャプションだけからなる代替テキストを含めるのは間違いでしょう。キャプションを入れたいのであれば、title 属性を使う、または、figure 要素と legend 要素を使う、のいずれかとなります。後者の場合、そのメージは、実際には、代替のグラフィック表現を伴ったフレーズまたは段落でしょうから、代替テキストは必須となるでしょう。
<!-- title="" 属性を使う -->
<p>Network はデータを Tokenizer 段階へ引き渡し、そのデータは Tree Construction 段階へ引き渡されます。ここから、データは、DOM と Script Execution の両方へ行きます。そして、document.write() を使って、Tokenizer へデータを引き渡します。</p>
<p><img src="images/parsing-model-overview.png" alt=""
title="パースモデルのフローチャート表現"></p>
<!-- <figure> と <legend> を使う --> <p>Network はデータを Tokenizer 段階へ引き渡し、そのデータは Tree Construction 段階へ引き渡されます。ここから、データは、DOM と Script Execution の両方へ行きます。そして、document.write() を使って、Tokenizer へデータを引き渡します。</p> <figure> <img src="images/parsing-model-overview.png" alt="Network が Tokenizer に誘導し、それが Tree Construction に導きます。Tree Construction は2つの項目へ誘導します。1つ目は Script Execution です。それは、document.write() を経由して Tokenizer に戻します。Tree Construction が誘導する2つ目の項目は DOM です。 DOM は Script Execution に結びつきます。"> <legend>パースモデルのフローチャート表現</legend> </figure>
<!-- これは間違ったものです。こうしないでください。代わりに、前述の例のようにしてください。 -->
<p>Network はデータを Tokenizer 段階へ引き渡し、そのデータは Tree Construction 段階へ引き渡されます。ここから、データは、DOM と Script Execution の両方へ行きます。そして、document.write() を使って、Tokenizer へデータを引き渡します。</p>
<p><img src="images/parsing-model-overview.png"
alt="パースモデルのフローチャート表現"></p>
<!-- 絶対にイメージのキャプションを alt="" 属性に入れないこと! -->
前述のグラフィック形式で段落を表すグラフです:
<p>何十億ものページをカバーした研究によると、2007年では、62% のウェブドキュメントが Quirks レンダリングモードで呼び出され、30% 程度が Almost Standard モードで、9% 程度が Standard モードで呼び出されました。</p> <p><img src="rendering-mode-pie-chart.png" alt=""></p>
4.8.2.1.6 情報を何も加えない純粋に装飾的なイメージ
一般的に、イメージは、それが特にページ固有とはいえないような装飾的なものなら、例えば、サイト全体のデザインスキームの一部となるようなイメージであれば、そのイメージは、そのサイトの CSS で指定されるべきです。ドキュメントのマークアップで指定するべきではありません。
しかし、前後のテキストで話題にされているわけではないけれども、多少の関連性があるのであれば、装飾的なイメージは、img 要素を使ってページに組み込むことができます。このようなイメージは装飾的ではありますが、それでもなお、コンテンツを形成しています。このようなケースでは、alt 属性は必須ですが、その値は空文字列でなければいけません。
例としては、バーニング・マンでのイベントについてのブログ投稿でブラックロック市の景観写真のようなものを含んでいる、もしくは、詩を再引用しているページで、その詩から着想を得た絵画のイメージが考えられます。このようなイメージは純粋に装飾的ですが関連性はあります。次の例では、後者のケースを示しています(ここでは、最初の節だけが掲載されています):
<h1>シャロット姫</h1> <p><img src="shalott.jpeg" alt=""></p> <p>On either side the river lie<br> Long fields of barley and of rye,<br> That clothe the wold and meet the sky;<br> And through the field the road run by<br> To many-tower'd Camelot;<br> And up and down the people go,<br> Gazing where the lilies blow<br> Round an island there below,<br> The island of Shalott.</p>
4.8.2.1.7 リンクを持たない一つの大きな図柄を形成するイメージグループ
つなぎ合わせて表示することで完成するよう、図柄が小さなイメージファイルに分割されたとき、そのイメージのひとつの alt 属性には、全体の図柄に適切となる関連のある規則をセットしなければいけません。そして、残りのイメージすべての alt 属性には、空文字列をセットしなければいけません。
次の例では、XYZ Corp の会社ロゴを表す図柄が、2つのピースに分割されています。最初の方には、"XYZ" という文字を入れ、2つ目の方には "Corp" という単語を入れています。代替テキスト("XYZ Corp")すべてを、最初のイメージに入れます。
<h1><img src="logo1.png" alt="XYZ Corp"><img src="logo2.png" alt=""></h1>
次の例では、評価が3つの星で表され、2つの星は空になっています。代替テキストは "★★★☆☆" とすることもできますが、ここでは、ウェブ制作者は、もっと分かりやすいように、"5つのうち3つ" といった形式で評価を与えることにしました。
<p>評価: <meter max=5 value=3><img src="1" alt="5つのうち3つ" ><img src="1" alt=""><img src="1" alt=""><img src="0" alt="" ><img src="0" alt=""></meter></p>
4.8.2.1.8 リンクを持つひとつの大きな図柄を形成するイメージグループ
一般的には、リンクを使うのであれば、イメージを分割するかわりにイメージマップを使うべきです。
しかし、イメージが実際に分割され、分割された図柄の構成要素に、ただ一つのコンテンツリンクとなるものがあるなら、そのリンクごとに、そのイメージのうち一つのイメージの alt 属性に代替テキストを入れ、そのリンクの目的を表すようにしなければいけません。
次の例は、空飛ぶスパゲッティ・モンスター教のエンブレムを表す図柄です。左側の麺状の脚と、右側の麺状の脚が、別々のイメージの中にあります。ユーザーは、ワクワクしながら、左側または右側を選ぶことができます。
<h1>教会</h1> <p>あなたは空飛ぶスパゲッティ・モンスターに遭遇しました。どちら側のニョロニョロに救い手を差し伸べたいですか?</p> <p><a href="?go=left" ><img src="fsm-left.png" alt="左側"></a ><img src="fsm-middle.png" alt="" ><a href="?go=right"><img src="fsm-right.png" alt="右側"></a></p>
4.8.2.1.9 コンテンツのキーとなる部分
いくつかのケースでは、イメージがコンテンツの重要な部分となることがあります。例えば、フォト・ギャラリーの一部となるページなどが考えられます。そのイメージは、それを含んだページの核心となります。
コンテンツのキーとなるイメージに対して、どのように代替テキストを提供するべきかは、そのイメージの出所によります。
- 一般的なケース
-
詳細な代替テキストが提供できるとき、例えば、そのイメージが、雑誌論評における一連のスクリーンショットや、連載マンガや、写真に関するブログエントリにある写真なら、そのイメージの代用として提供することができるテキストが、
alt属性のコンテンツとして提供されなければいけません。新 OS のスクリーンショットのギャラリーにある一つのスクリーンショットです。いくらかの代替テキストを持ちます:
<figure> <img src="KDE%20Light%20desktop.png" alt="デスクトップは青色です。左側に沿って、reading System, Home, K-Mail, などのアイコンが2列にわたって並んでいます。一つのウィンドウが開いており、そのメニューは、そのウィンドウにフィットできないなら、2行に改行されます。そのウィンドウの上段には、アイコンのリストがあり、その舌にはアドレスバーがあります。左端に沿って、タブのためのアイコンのリスト、下段にはステータスバー、中には2つのペインがあります。そのデスクトップは、スクリーンの下にバーがあり、その中には、いくつかのボタンがあります。ページャー、起動アプリケーションのリスト、時計です。"> <legend>KDE デスクトップのスクリーンショット</legend> </figure>財務レポートの中にあるグラフです:
<img src="sales.gif" title="売上グラフ" alt="1998年から2005年にかけて、年々、次の割合で売上増となりました:624%, 75%, 138%, 40%, 35%, 9%, 21%">"売上グラフ" というのは、売上グラフには不適切な代替テキストだということに注意してください。キャプションにとって良いテキストというのは、置き換えのテキストとしては、一般的には、ふさわしくないでしょう。
- 完全な説明ができないイメージ
-
あるケースでは、代替テキストが実用的ではないのに提供されているといった性質を持ったイメージが考えられます。例えば、不明瞭なもの、複雑なフラクタル、繊細な地形マップなどが考えられます。
このようなケースでは、
alt属性には適切な代替テキストを入れなければいけませんが、簡単なもので構いません。イメージの正確な姿を表すことができるテキストがないことがあります。例えば、ロールシャッハのインクブロットテストを分かりやすく説明できるといえるテキストはまずありません。しかし、説明は、それがたとえ簡潔だったとしても、ないよりあった方がましです:
<figure> <img src="/commons/a/a7/Rorschach1.jpg" alt="左右対称の形状で、縁はぼやけています。中心に小さな割れ目があります。中心から少しだけ離れたところに2つの大きい割れ目があります。2つのよく似た割れ目がそれらの下にあります。輪郭は、下半分と比べて上半分で広がっています。中心より上で、両サイドに上の方に高く伸びたところがあります。, and the center extending below the sides."> <legend>ロールシャッハのインクブロットテストの10枚のうち最初のカードの黒色の輪郭</legend> </figure>
次は、代替テキストの利用法としては、非常に悪いものであることに、注意してください:
<!-- これは悪い例です。これをコピーしないでください。 --> <figure> <img src="/commons/a/a7/Rorschach1.jpg" alt="ロールシャッハのインクブロットテストの10枚のうち最初のカードの黒色の輪郭"> <legend>ロールシャッハのインクブロットテストの10枚のうち最初のカードの黒色の輪郭</legend> </figure>
このように代替テキストにキャプションを入れると使い勝手が悪くなります。なぜなら、それは、事実上、イメージを見ることができないユーザー向けのキャプションを複製し、彼らを2度も愚弄するのです。もし彼らがすでにそのキャプションを読んだり聞いたりしたなら、 それ以上はもう何も彼らを助けることはないのです。
完全に説明ができないイメージのもう一つの例として、フラクタルがあります。これは、定義上、複雑さ極まりないものです。
次の例は、マンデルブロ集合のイメージの完全な景観に対する代替テキストを提供する、ひとつの可能性を示しています。
<img src="ms1.jpeg" alt="マンデルブロ集合は、正方向に実軸上に尖点を持ったカーディオイドとして現れます。それは、同じ中央線に沿って横に並べられたさらに小さい球を伴います。それは、負方向にそれに接しています。これら2つの形状は、さらに小さいさまざまなサイズの球によって囲まれています。">
- どんなコンテンツか分からないイメージ
-
残念なケースとして、利用可能な代替テキストが全く無いこともあります。イメージが関連の代替テキストなしに自動的に取得された(例:Webcam)、または、そのページは、ユーザー提供の画像を使うスクリプトによって生成されているが、ユーザーが適切または役に立つ代替テキストを提供しなかった(例:写真共有サイト)、または、ウェブ制作者自身でも、その画像が何を表しているのか分からない(例:自身のブログで写真を共有している目の不自由な写真家)、といった理由のいずれかによるものです。
このようなケースでは、
altの値は省略することができますが、次の条件のうち一つに一致しなければいけません:title属性が存在し、空ではない値を持っている。img要素がfigure要素の中にある。ただし、そのfigure要素はlegend要素を含み、そのlegend要素は要素間ホワイトスペース以外のものを含む。img要素がそのセクションの中の唯一の段落の一部となっている。そして、それは、そのセクションの中でalt属性を持たない唯一のimg要素で、そのセクションは関連の見出しを持つ。
このようなケースは、必要最小限とするべきです。もし、実際の代替テキストを提供できる可能性がウェブ制作者にかすかにでもあるならば、
alt属性を省略することは、受け入れられないでしょう。写真共有サイトでの写真で、そのサイトがキャプション以外のメタデータを持たないイメージを受け取った場合:
<figure> <img src="1100670787_6a7c664aef.jpg"> <legend>シャボン玉が私たちの周りの至る所に行き渡っていました。</legend> </figure>
このようにマークアップすることもできます:
<article> <h1>シャボン玉が私たちの周りの至る所に行き渡っていました。</h1> <img src="1100670787_6a7c664aef.jpg"> </article>
しかし、それぞれのケースで、イメージの重要な部分の詳細説明がユーザーから取得され、ページに組み込まれるにこしたことはありません。
目の不自由なユーザーのブログで、そのユーザーが撮影した写真が掲載されています。当初、そのユーザーは、自分が撮影した写真が何なのか分からないでしょう:
<article> <h1>私は写真を撮りました</h1> <p>私は今日外出して、写真を撮りました!</p> <figure> <img src="photo2.jpeg"> <legend>やみくもにですが、自宅の正面玄関から撮った写真です。</legend> </figure> </article>
しかし、ゆくゆくは、そのユーザーは、彼の友人から、そのイメージの説明を受けるかもしれません。そうなれば、代替テキストを入れることができるでしょう:
<article> <h1>私は写真を撮りました</h1> <p>私は今日外出して、写真を撮りました!</p> <figure> <img src="photo2.jpeg" alt="写真には、自宅の窓の縁から吊り下げられたハチドリの餌箱が写っています。半分しか写っていませんが、周りに鳥はいません。背景は、ピンぼけした木でいっぱいです。餌箱は木製で、金属製の扉があり、ピーナッツがあしらわれています。窓の縁も木製で、白でペイントされており、ライトブルーの縞があります。"> <legend>やみくもにですが、自宅の正面玄関から撮った写真です。</legend> </figure> </article>
イメージの全体の要点をテキストで説明できないというものが、ときにはありますが、ユーザーは説明を用意するべきです。例えば、CAPTCHA 画像の要点は、ユーザーがグラフィックを文字通りに読むことができるかどうかを見ることです。ここでは、CAPTCHA をマークアップする一つの方法をご覧頂きます(
title属性に注目してください):<p><label>この画像には何て書いてありますか? <img src="captcha.cgi?id=8934" title="CAPTCHA"> <input type=text name=captcha></label> (もしこの画像を見ることができないなら、 <a href="?audio">audio</a>テストを代わりに使うことができます。)</p>
もうひとつの例として、イメージを表示し、正しい代替テキストを使ってページを生成する目的で、代替テキストを尋ねる、といったソフトウェアが考えられるでしょう。このようなページは、次のように、イメージのテーブルを入れることになるでしょう:
<table> <thead> <tr> <th> イメージ <th> 説明 <tbody> <tr> <td> <img src="2421.png" title="640 x 100 のイメージ、ファイル名は 'banner.gif'"> <td> <input name="alt2421"> <tr> <td> <img src="2422.png" title="200 x 480 のイメージ、ファイル名は 'ad3.gif'"> <td> <input name="alt2422"> </table>
この例でも、
title属性に、可能な限り役に立つ情報を入れていることに注目してください。まったくイメージを使うことができないユーザーもいます(例えば、非常に遅い接続環境だったり、テキスト専用ブラウザーを使っていたり、ハンドフリーの車用音声ウェブブラウザーで読み上げられたページを聞いている、といった理由です)。そのため、前例のように、
alt属性に利用可能な代替テキストがなく、それを利用可能にすることもできないとき、代用のテキストを提供するよりはむしろ、省略してしまうことが許されています。ウェブ制作者側の努力の欠如は、alt属性の省略の理由として許されません。
4.8.2.1.10 ユーザー向けではないイメージ
一般的に、ウェブ制作者は、イメージ表示以外の目的以外で img 要素を使うのを避けるべきです。
img 要素がイメージ表示以外の目的、例えば、ページビュー計測サービスの一部として使われているなら、alt 属性は空文字列でなければいけません。
このようなケースでは、width と height 属性にはともに 0 をセットするべきです。
4.8.2.1.11 イメージを見ることができると分かっている特定の人向けの e-mail やプライベートなドキュメント
この節は、公にアクセスできるドキュメントや、対象の読者が必ずしも著者に個人的に知られているわけではないようなドキュメントには、あてはまりません。つまり、ウェブサイトや、パブリックなメーリング・リストへ送信される e-mail や、ソフトウェアの説明書などは、あてはまりません。
イメージを見ることができると分かっている誰かに向けたコミュニケーション(HTML e-mail など)にイメージが、含まれるとき、その alt 属性を省略することができます。しかし、そのようなケースでも、代替テキストを入れることが強く推奨されます(前述のエントリで説明したように、イメージの種類に応じて適切となる代替テキスト)。そうすることで、その e-mail は、ユーザーがイメージをサポートしないメールクライアントを使っている、または、その e-mail が、イメージを簡単に見ることができない可能性がある別のユーザーに転送される、といった場合でも使いものになるのです。
4.8.2.1.12 全般的なガイドライン
代替テキストを書く最も全般的な規則は、次の通りです:すべてのイメージを、その alt 属性のテキストで置き換えても、ページの意味が変わらないようにすること
一般的に、代替テキストは、イメージを含めることができなかったなら何が書かれていただろうと考えることで、書くことができます。
この結果として、alt 属性の値には、イメージのキャプション, タイトル, 説明と見なすことができるようなテキストを決して入れるべきではありません。 イメージに代わって、ユーザーが利用できる代用のテキストを入れることが想定されています。イメージを補足することを意味しているのではありません。title 属性は補足情報に使うことができます。
代替テキストについて考える一つの方法として、誰かに電話越しで、イメージを含んだページを、イメージが存在していることを言わずに伝えるとして、あなたなら、それをどうやって読み上げるだろうと、考えてみるのも良いでしょう。通常は、あなたがイメージの代わりに言うことは何でも、代替テキストを書くに当たって、良いスタートとなります。
4.8.2.1.13 マークアップジェネレータ向けガイダンス
マークアップジェネレータ(WYSIWYG オーサリングツールなど)は、可能であれば必ず、そのユーザーから代替テキストを取得するべきです。しかし、多くのケースでは、そうすることが可能ではないことも分かっています。
リンクの唯一のコンテンツとなるイメージに対して、マークアップジェネレータは、ターゲットのタイトルや URL を決定するために、そのリンクターゲットを調査するべきです。そして、この方法で取得した情報を、代替テキストとして使うべきです。
最終手段として、実装者は、そのイメージは、何も情報を加えないけれども、前後のコンテンツに特化した純粋に装飾的なイメージだとの想定の下で、alt 属性に空文字列をセットする、もしくは、そのイメージがコンテンツのキーとなる部分であるという想定の下で、alt 属性ごと省略する、のいずれかとするべきです。
マークアップジェネレータは、一般的には、代替テキストとして、そのイメージ自身のファイル名を使うことは避けるべきです。
4.8.2.1.14 準拠チェッカー向けガイダンス
準拠チェッカーは、条件が、前述のどんなコンテンツか分からないイメージに対してリストされていない限り、または、そのドキュメントが、 e-mail や、イメージを見ることができると分かっている特定の人向けのドキュメントだと見なすような設定がされていない限り、alt 属性の欠落をエラーとしてレポートしなければいけません。
※ 原文:http://www.w3.org/TR/2009/WD-html5-20090825/text-level-semantics.html#the-img-element