i 要素

4.5.17 i 要素

カテゴリー:
フロー・コンテント
フレージング・コンテント
パルパブル・コンテント
この要素を使うことができるコンテキスト:
フレージング・コンテントが期待される場所
コンテントモデル:
フレージング・コンテント
コンテント属性:
グローバル属性
text/html におけるタグの省略:
どちらのタグも省略できません。
指定可能な ARIA role 属性 の値:
あらゆるロールの値
指定可能な ARIA ステートとプロパティ属性:
グローバル aria-* 属性
許可ロールに該当する aria-* 属性
DOM インタフェース:
HTMLElement を使う。

i 要素は、代替音声や気分など、質が異なるテキストだと示す形で、一般の散文から区別されるテキストの範囲を表します。例えば、欧米のテキストにおいては、分類名称、技術用語、別の言語の慣用句的なフレーズ、短い字訳、思考、船の名前などが相当します。

主となるテキストと違う言語の用語は、lang 属性(XMLでは、XML 名前空間lang 属性)を使って注記するべきです。

この下記の例は、i 要素の使い方を示しています:

<p><i class="taxonomy">フェーリス・シルウェストリス・カトゥス</i> はかわいい。</p>
<p>用語 <i>散文内容</i> の定義は前述のとおりです。</p>
<p>なんとなく <i lang="fr">je ne sais quoi</i> という雰囲気が漂っている。</p>

次の例では、夢の流れが i 要素を使ってマークアップされています。

<p>レイモンドは疲れて寝てしまった。</p>
<p><i>船は木曜日に出航した。</i>彼は夢を見て
いた。<i>その船にはたくさんの外国人がいたが、その中に、キャリーという
名前の美しいお姫様がいた。彼は彼女を来る日も来る日も見続け、彼女が
自分に気づいてくれることを願っていたが、願いはかなわなかった。</i></p>
<p><i>結局、ある夜に彼は勇気を振り絞って彼女に話し
かけた。—</i></p>
<p>レイモンドは、火災警報が鳴り始めたせいで、目が覚めた。</p>

ウェブ制作者は、なぜ i 要素を使っているのかが分かるようにするために、その i 要素に class 属性を使うことができます。そうすることで、ある特定の用途(例:分類上の用語に対して夢の流れ)のスタイルを後日変更することになった際に、ウェブ制作者は、ドキュメント全体(または一連の関連ドキュメント)を調べて、用途の注記を探す必要がなくなります。

ウェブ制作者は、i 要素よりもふさわしい要素があるかどうかを検討することが推奨されます。例えば、強調をマークアップするなら em 要素ですし、用語の定義インスタンスをマークアップするなら dfn 要素です。

i 要素の書式を整えるためにスタイルシートを使うことができます。他の要素が再スタイルできるのと同じようにです。ゆえに、i 要素のコンテンツが必ずしもイタリック体になるわけではありません。


※ 原文:http://www.w3.org/TR/2014/REC-html5-20141028/text-level-semantics.html#the-i-element