cite 要素

4.6.6 cite 要素

カテゴリー
フロー・コンテンツ
フレージング・コンテンツ
この要素を使うことができるコンテキスト:
フレージング・コンテンツが期待される場所
コンテンツ・モデル:
フレージング・コンテンツ
コンテンツ属性:
グローバル属性
DOMインタフェース:
HTMLElement を使う。

cite 要素は、作品のタイトルを表します(例:書籍、新聞、エッセイ、詩、楽譜、歌、脚本、映画、テレビ番組、ゲーム、彫刻、絵画、劇場作品、演劇、オペラ、ミュージカル、展覧会、訴訟事例報告など)。この要素は、引き合いに出したり、詳細に言及している作品に使うことができます(つまり引証のことです)。また、ついでに言及しただけの作品にも使うことができます。

人の名前は、作品のタイトルではありません。たとえ人々がその人自身のことを作品そのものと見なしていたとしてもです。そして、それゆえに、この要素は人の名前をマークアップするために使ってはいけません(場合によっては、b 要素が名前にふさわしいかもしれません。例えば、ゴシップ記事で、有名人の名前を、異なるスタイルを使ったキーワードにして、注意を引きたい場合です。別の例としては、もし、どうしても要素が必要なら、span 要素を使うことができます。)。

次の例は、cite 要素の典型的な使い方を示しています:

<p>My favorite book is <cite>The Reality Dysfunction</cite> by
Peter F. Hamilton. My favorite comic is <cite>Pearls Before
Swine</cite> by Stephan Pastis. My favorite track is <cite>Jive
Samba</cite> by the Cannonball Adderley Sextet.</p>

これは、正しい使い方です:

<p>According to the Wikipedia article <cite>HTML</cite>, as it
stood in mid-February 2008, leaving attribute values unquoted is
unsafe. This is obviously an over-simplification.</p>

しかし、次は間違った使い方です。cite 要素が作品のタイトル以外の情報も含んでるからです:

<!-- do not copy this example, it is an example of bad usage! -->
<p>According to <cite>the Wikipedia article on HTML</cite>, as it
stood in mid-February 2008, leaving attribute values unquoted is
unsafe. This is obviously an over-simplification.</p>

cite 要素は、参考文献一覧の中では、明らかに、あらゆる引証の重要部分になります。しかし、それは、タイトルをマークするためだけに使われます:

<p><cite>Universal Declaration of Human Rights</cite>, United Nations,
December 1948. Adopted by General Assembly resolution 217 A (III).</p>

引証と引用は同じではありません。引用は q 要素のほうが適切です。

これは間違った使い方です。cite 要素は引用に使うものではありません:

<p><cite>This is wrong!</cite>, said Ian.</p>

これも間違った使い方です。人は作品ではないからです:

<p><q>This is still wrong!</q>, said <cite>Ian</cite>.</p>

正しくは、cite 要素を使いません:

<p><q>This is correct</q>, said Ian.</p>

前述の通り、ある特定のドキュメントの中でキーワードとなるよう目立たせる場合は、b 要素が関係してくるでしょう:

<p>And then <b>Ian</b> said <q>this might be right, in a
gossip column, maybe!</q>.</p>

※ 原文:http://www.w3.org/TR/2011/WD-html5-20110525/text-level-semantics.html#the-cite-element