WHATWGでHTMLのバージョン番号がなくなる?
WHATWG では、HTML5 仕様を開発・策定していることはご存知のとおりですが、このたび、HTML のバージョン番号を表す 5 がなくなりました。これまで、みなさんがご覧になっていた WHATWG の HTML5 仕様のタイトルから、すでに HTML のバージョン番号を表す 5 がなくなっています。新たな名前は WHATWG HTML です。
これは HTML5 のエディタである Ian Hickson 氏より、WHATWG のメーリングリストの投稿「Switching to an unversioned development model」にてアナウンスされたものです。
彼は、以前から WHATWG は HTML のバージョン番号を気にして活動していたわけではなく、今後も WHATWGの活動内容が変わるとを意味するものではないと言っています。
ただ、WHATWG の仕様書が、これまでと違った形で分割されることになりました。現在、W3C 側では Last Call に向けて準備を進めています。それにあわせて、W3C HTML5 向けに切り出した仕様も用意されています。
WHATWG は、もともとはひとつの大きな仕様書から、機能を切り出して、別の仕様書として用意しています。それと連動する形で、W3C 側でも仕様が用意されています。この関係性がわかりにくくなってきましたので、簡単にまとめてみました。
各仕様書の URL は以下のとおりです。
- WHATWG
-
- W3C
-
- HTML5
- HTML Device
- Microdata vocabularies: vCard
- Microdata vocabularies: vEvent
- Microdata vocabularies: Licensing Works
- Web Workers
- Web Storage
- Web SQL Database
- Server-Sent Events
- The Web Sockets API
- IETF
WHATWG の Web Applications 1.0 は、WHATWG が策定している仕様をひとつにまとめたものです。この中から、WHATWG HTML、HTML5、Microdata Vocabularies、WebWorkers が抜き出されて、それぞれがひとつの仕様書として用意されています。
WHATWG の WHATWG HTML と HTML5 は、現状のところ、device 要素が含まれているかどうかしか違いはありませんが、今後、この両者の違いが増えてくるかもしれません。W3C の HTML5 は、WHATWG の HTML5 と連動することになります。
WHATWG の Microdata Vocabularies は、W3C では vCard、vEvent、Licensing Works で別々の仕様として分離されています。